漢方外来診療時間:木曜日 14:00-16:00、金曜日午前診療、土曜日午前診療
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医学には大きく分けて西洋医学と東洋医学があります。
西洋医学は科学的な根拠を基礎とした医学で、科学の進歩に伴い発展し現在の日本の医療の主流となっています。一方東洋医学は古代中国で生まれた医学がその後日本に伝わり独自の考え方が確立され約2000年もの歴史を持つ伝統的・経験的な医学です。
西洋医学では悪い部分を見つけて投薬や手術などで原因を取り除いて治療していくのですが、東洋医学ではその人の全体の体質、状態を判断し体のバランスを整えて体調をよくしていくのが主な考え方になります。
西洋医学は近代科学の急速な進歩により現在は高度な診断、治療が可能になり我々は大きな恩恵を受けています。しかし西洋医学でいまだに対応が難しい場合も少なからずあり、そのようなときに東洋医学の漢方薬が効果を発揮することがあります。また症状によっては西洋薬よりも漢方薬の方が有効な場合もあります。
漢方薬は植物や鉱物などの自然界にあるもの(生薬と言います)の組み合わせで作られます。その人の体質や状態によって適切と思われる漢方薬を選んでいきます。現在保険診療で使用できる漢方薬は140種類以上あり、1種類で効果がなくても別の漢方を加えたり変更したりすることが可能です。西洋医学の薬との併用も可能です。
一般的に漢方薬は飲みにくいというイメージがありますが、甘くて飲みやすいものもあります。中には確かに飲みにくいものもありますが、シロップやココア、アイスクリームなどに混ぜるなどの工夫で子供さんでも飲めることが多くあります。
漢方薬の効果が期待できる症状の例を下記に列記しましたが、それ以外にもさまざまな症状にも対応できる場合があります。漢方薬を試してみたいと思われる方は小児漢方外来でご相談ください。
・夜泣き、泣き入りひきつけ
・癇癪
・よくお腹を痛がる
・元気がない
・食が細い
・咳払いをよくする
・のどが苦しい、のどが詰まった感じがする
・おねしょ、頻尿
・便秘・下痢になりやすい
・湿疹、蕁麻疹がよくでる
・立ち眩み、車酔い
・頭痛
・風邪をひきやすい、中耳炎になりやすい